【簡単DIY】プラスチックを卒業。蜜蝋ラップで包む、サステナブルな暮らし。

Eco life

よく使うポリ塩化ビニリデンのラップって便利だけど、毎回「ポイっ」はちょっと気になる

食品を包むとき、無意識に手が伸びるラップ。
でも、その代わりになる「やさしい選択肢」があるとしたら——
それが蜜蝋(みつろう)ラップです。

布に、天然の蜜蝋を染み込ませてできたこのラップは、
繰り返し使えて、モノによっては土に還るやさしさが魅力。

手の温もりでやわらかくなり、食品や器にぴたりとフィット。
パンを包んだり、カットフルーツを保存したり、料理のカバーにしたり。
暮らしの中で、そっと環境にやさしくなれる道具です。


手のあたたかさでふんわりフィットして、繰り返し使える。
見た目も気分も上がって、しかもエコ。

「ラップで包む」ってあたり前だと思ってたけど、
蜜蝋ラップならちょっといいことしてる感があって、
毎日の積み重ねがちょっと楽しくなるんです。

蜜蝋ラップとは

ひとことで言えば「かわいくて、エコで、ちょっといい気分になれるラップ」

蜜蝋ラップは、布に天然の蜜蝋を染み込ませて作られた、繰り返し使える食品用ラップです。
使い捨てのプラスチックラップに代わる、地球にもやさしい選択肢として注目されています。

蜜蝋ラップは...

・布に蜜蝋を染み込ませて作られる
・ほんのり甘い香りと、自然素材ならではの温もり
・手の熱でやわらかくなり、器や食材にぴたりとフィット
・洗って何度も使えるから
・ごみを減らせる

メリット・デメリット

メリット 🌿デメリット ⚠️
繰り返し使えてエコ◎熱に弱く電子レンジNG
見た目がかわいくて気分が上がる油分や生肉には不向き
土に還る天然素材で環境にやさしい夏場はちょっとベタつくことも
手の温もりでピタッとフィット洗い方に少し気を使う(水・中性洗剤)
ほんのり蜜蝋の香りに癒される数ヶ月〜1年で寿命あり(使い方次第)

使い方

包んで保存(パンや果物に)

ふんわり包んで、ピタッと密着。
パンやカットフルーツ、おにぎりをやさしく包んで保存できます。

tomo
tomo

おにぎりを包んだところ、普段しない蜜蝋ラップの匂いがついてしまいました。おにぎりにはおすすめしません。

蓋の代わりに被せて保存

手の温もりでやわらかくなる蜜蝋ラップは、
器やボウルにぴたっとフィット。

ちょっとしたタッパーやグラスに被せて、即席の蓋代わりに。
カラフルなラップが、冷蔵庫の中でも目を楽しませてくれます
使いかけのサラダやスープの保存にもぴったりです🥣

tomo
tomo

ラップの代用として、 この使い方が一番おすすめ!

皿の代わりに

ピクニックやおやつタイムに、そのままプレート代わりに◎
おにぎりやビスケットを並べると、なんだか特別な気分に✨

持ち運び用に

手作りクッキーやナッツをくるっと包んで、お出かけに。
バッグに入れてもかさばらず、かわいさも気分もアップ💛
ちょっとしたギフトにもおすすめです🎁

蜜蝋ラップの手入れの仕方

手入れの仕方の概要をまとめるとこんな感じです。

続いて詳しくみてみましょう。

基本のお手入れ方法

内容詳細
🧊 洗い方冷水(またはぬるま湯)+中性洗剤でやさしく手洗い。
柔らかいスポンジや手でなでるように洗うのがベスト。
☀️ 乾かし方風通しのよい日陰で自然乾燥。
乾いたら畳んで、直射日光の当たらない場所で保管。
♨️ NG事項高温・熱湯・電子レンジ・食洗機はNG!
蜜蝋が溶けてしまう原因になります。

長持ちさせるコツ

  • 油っぽい食品や生肉の直接包装は避ける(※匂いや菌が残りやすいため)
  • 使用後はなるべく早めに洗う
  • ベタつきが気になる夏は、冷蔵庫で保管しても◎

リフレッシュ方法(寿命が近づいたら)

蜜蝋が取れてきたり、表面がパサついてきたら…

アイロンで再生✨

  1. クッキングシートに挟んでアイロンで軽く温める
  2. 蜜蝋が再び全体に広がって、つや感復活!

必要に応じて、蜜蝋を少し足すのもおすすめ。


寿命がきたら…

  • 使い込んで、くたびれてきたらコンポストへ
    (自然素材のものなら土に還ります🌍)

または、火起こし用の着火剤として再利用するのも◎!

オリジナル蜜蝋ラップの作り方

市販の蜜蝋ラップもありますが、ここでは蜜蝋ラップの作り方を紹介します。

費用は蜜蝋の110円のみで、あとは家にあるもので作りました。

参考にしてみてください🌱

材料

・好きな布

・蜜蝋(ビーズ状 or 固形を削る)

・オーブンシート or クッキングペーパー

・アイロン

・あれば:樹脂(松脂)、ホホバオイル → 柔らかさ&粘着力UP(今回は不使用)

蜜蝋はダイソーで購入しました。

tomo<br>
tomo

小さいので見つけづらいですが、ハンドメイドエリアにあります。

作り方

  1. 布を使いやすいサイズにカット
今回はもう2枚分、計4枚作りました

2. 新聞紙、クッキングペーパーを敷き、その上に布を置く

3. 蜜蝋をのせる

ダイソーで買った蜜蝋をを半分より少ないくらい乗せました。もう少し少なくても十分です

3.さらにクッキングペーパーをかぶせ、温度は低めでアイロンでじっくり熱して蜜蝋を溶かし広げる

全体に行き渡ったら、冷ますだけ!完成!

tomo
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結果、蜜蝋1袋で4枚分全て作ることができました。

一枚を4枚に切り分けて作りました。全て像です😁
パウンドケーキを包んでみました

アドバイス

Q. 蜜蝋が染み出してアイロンについちゃいます。

A. 違う布に当てると蜜蝋の節約にもなりますし、しっかり吸収してくれます。

Q. 端や部分的に蜜蝋を溶かすのが難しいです。

A. クッキングシートを適当なサイズに切って調整してみてください。一度使ったやつは大きくてベトベトすると思うのでこのようにしてやるとやりやすいです。蜜蝋は足さなくても伸び切っていないところや白く固まっている部分を再加熱すると広げることができます

Q. 白く固まってしまいます。

A. 気にしなくてもいいですが、気になったら、再加熱して広げたり、他の布に当てたりしましょう。

市販の蜜蝋ラップ

作るのが面倒だなと思う方は市販の蜜蝋ラップも見てみてください^^

デザイン性に富んでいてサイズも幅広いです。

↓いろんな用途に合わせられる4枚セット

↓お手頃価格の3枚セット

↓すでにバッグの形になっている使いやすいセット

また、ヴィーガン対応のものもあります。蜜蝋の代用としてカンデリラワックス、大豆ワックス、オーガニックココナッツオイルなどを使用しています。

まとめ

蜜蝋ラップは、何度も繰り返している通り、環境に優しい代替品として注目されているアイテムです。以下のポイントを押さえて、蜜蝋ラップを生活に取り入れてみませんか。

蜜蝋ラップのポイントまとめ

環境へのやさしさ プラスチック製品の使用を減らせて、環境負荷を軽減。特にプラスチックゴミ問題を考慮すると、繰り返し使用できる蜜蝋ラップは魅力的

作り方とDIY 自宅でも簡単に作れる。自分の好みのデザインやサイズに合わせて作成可能。

使い方  食品を包むだけでなく、食器のカバーやお弁当のフタにも便利。手で温めることで、しっかりとフィットし、しっかりと密封できるのが特徴。

メリットとデメリット メリットは、再利用可能で、食品の鮮度を保つことができる点。一方で、デメリットは高温に弱く、洗濯や長期間使用すると劣化しやすい点。そのため、使用方法やメンテナンスには少し工夫が必要。

市販品との比較 市販の蜜蝋ラップには多様なデザインやサイズがあり、選ぶ楽しさもあるが、手作りのものと比べると少し高価。それでも、持ちやすさや手軽さを考えると、使い勝手が良いと感じる人も多いでしょう。

エコって、堅苦しいものじゃなくて
「ちょっといい気分になれる」選択肢。

おしゃれだし、満足感がすごい。

蜜蝋ラップは、そんなアイテムのひとつです。

「完璧じゃなくてOK。できることから少しずつ。」
自分のペースで、心地よい暮らしを楽しんでいきましょう🌿

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